次の日、彼女は嘔吐が続いて仕事を休みました。私は39度5分の高熱が出てしまいましたが、その日にどうしてもやらなくてはならない仕事があったので無理矢理出社。さすがに残業できるような状態ではなかったので、定時過ぎに帰宅しました。歩くのも大変な状態だったので、普段職場から駅まで歩く間に彼女に電話をしているのですが、電話をしながら歩くことが困難だったのでその旨をメールで伝えると、
彼女「私と話したくなんかないよね。私がいなくなれば全て解決するでしょ。お母さんを大切にしてあげて」
確かに彼女と別れて今までどおり家に生活費を入れていけば、母親は助かるでしょう。しかし、彼女を失ってまで母親優先で生きていたくないと心底思いました。私には彼女が絶対に必要でした。
その日の夜、ふたりは泣きながらお互いの言い分を電話で話し合いました。
私「俺はあなたなしでは生きていけない。だからもう一度考え直して欲しい。」
彼女「私がいなくなれば全部今までどおりだよ。だからいなくなるから…」
私「俺のことが嫌になったの?」
彼女「…そんなこと聞かないでよ…あなたがいいに決まってるでしょ」
私「じゃあそんなこと言わないで一緒に頑張ろうよ…」
結局この日は彼女が吐き気を訴えて話ができなくなってしまい、一旦電話を切りました。次の日、私は熱がひかないので会社を休みました。彼女も吐き気が止まらないということでこの日も欠勤。
私は、布団の中で意識が朦朧としながら葛藤を続けました。
彼女と結婚したら、私は本当に彼女のことを幸せにできるのだろうか。苦労ばかりかけてしまって最期に「いい人生だった」って言ってもらえないのではないだろうか。しかし、別れてしまったらこれまで返済に懸けてきた思いはどこにぶつければいいのだろうか。いや、それ以前に彼女を失うことは考えられない…
そんなことをずっと考えていました。食事をしても全てもどしてしまって、体力的にも精神的にも相当参ってしまっていました。私の不用意な言葉で彼女を深く傷つけてしまって申し訳ない…涙が止まりませんでした。
夜に私の体を心配して彼女から電話がかかってきました。私は必死に「俺がもっと頑張るから、だからお願いだから傍にいてほしい。」と懇願すると、吐き気がだいぶおさまってきたようで態度を軟化してくれました。
で、
話し合った結果、ふたりで頑張っていこう、とお互いに納得して元鞘に収まりました。
が、
翌日、私の体調は戻らず、彼女も一旦回復したように見えましたが、再び嘔吐に見舞われふたりとも会社を休むこととなってしまいました。
続く
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